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シャンプー解析を参考にしてはいけない理由

 

シャンプーやトリートメントの内容成分や界面活性剤を 解析、分析して
鑑定したり 格付けしたり・・・

そんな シャンプー解析サイトが沢山ある。

 

○○○シャンプーは五つ星で洗浄力もマイルドで優しいシャンプーである!

このシャンプーは 成分解析すると石油系の刺激の強い
界面活性剤を使用しているので とても危険なので駄目シャンプー!

 

ある程度 薬品に関しての知識のある人が書いてるもんだから
専門用語が羅列されてあるし 素人が読むと 妙に納得しがち・・・

中には なかなか するどい指摘をしている場合もあるんだが
これらのシャンプー解析や分析の結果のほとんどは
シャンプーに含まれる内容成分だけの考え方であり

薬学や成分研究からの目線で
髪の毛や頭皮などから 考えたモノは皆無に近い。。。

 

そんな

シャンプーを 内容成分の分析や解析のみで
評価・採点しても 信憑性があるのだろうか?

 

このシャンプーは 石油から合成されてる
界面活性剤を使用してるから 駄目シャンプー

マイルドな成分、オーガニックだから安心・安全!!!

それって 本当なのだろうか?

 

 

シャンプーに含まれている 成分を解析、
分析し 駄目シャンプーとか
比較、評価、鑑定してるサイトの多くは
シャンプーを販売してる サイトだったりする(汗)

自分のところが販売してる商品は良いっていうのは
当たり前のお話なのであ〜る

 

 

 

 

シャンプー解析って どうやってするの?

 

これは 実に簡単な方法である

シャンプーボトルの裏に 内容成分が書いてあるハズ
そこに書いている成分を ネットでも調べりゃ簡単だ。。

 


配合されている 界面活性剤の特徴や
保湿剤や補修成分などの 添加物を見抜いて
その成分同士の 組み合わせ方や 全体の成分構成やらで
な〜んとなく そのシャンプーの狙いどころは想像できる。

あ〜このシャンプーは
こんな髪をこんな感じの洗い上がりにしたいんだな!
だいたいこんな手触りで こういう質感狙ってんな〜!
程度の事なら それほど難しいものじゃない。

配合成分の多いもん順に書いているから
ここらで だいたいのシャンプーの特徴は理解できる。

 

そう シャンプーの成分解析で

ある程度 そのシャンプーの狙いやどんなモノかは
想像できるようになるのは 間違いはないだろう。

卓上の理論でなら ある程度までは 成分でわかる。

 

 

 

シャンプー解析はアテになるの?

 

ボトルの裏の内容成分表をみれば
どんな成分が使用されているのかは 解る(誰でも)

ただ 決定的に解らないものがあるんだ
そのシャンプーの内容成分自体は 簡単にわかるんだが

成分表を見ただけでは 絶対に解らないのが

どのくらいの量が配合されているか!?

 

そ〜

そのシャンプーに その成分が 何%はいっているか?
などの それぞれの成分の配合量は
作ってるメーカーにしかわかんない! という事実。。

 

ほとんどのメーカーは その成分の配合量は公開していない。
ってか 公開なんかできるわけが 無い!

企業秘密に決まってるじゃないか!

 

って〜ことは

 

シャンプーの成分自体は 解るし
表示の順序から 配合の多い順番ぐらいは解る

ただ 正確な配合量やミックスしたバランスはわからない・・・

 

よく シャンプーの粘度でわかるとかいう美容師もいるが
残念ながら シャンプーの粘度は カチセロとかの増粘剤で
なんとでも 調整が効くので ここで判断するものでは無い。

 

シャンプーなんかで 良くあるんだが
使用してる 界面活性剤を解析すると
ほとんど同じ成分で 同じような配合で出来ていても

実際に使用してみると まったく違う使用感だったり
効果もまったく異質だったり・・・

 

実は 使用感だとか 髪の手触りなどは
界面活性剤よりは その他の成分

シリコンだったりカチセロだったりの
違う内容成分で決まると思ったほうがいい。

 

 

 

シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由

 

 

シャンプー解析、分析を参考にしてはいけない理由

それは

 

界面活性剤の正確な配合量がわからないから!

 

 

たとえば

身体や頭皮に 悪い 駄目シャンプーとかに使われている
高級アルコール系の界面活性を Aとする

逆に お肌や髪にも優しい 天然オーガニック?で作られた
アミノ酸系界面活性剤を とする

 

まず 界面活性剤の洗浄力を 比較する。。

Aの高級アルコール系の 界面活性剤は
なんせ 洗浄力が高く 刺激も強い 危ない成分だから
洗浄力は 高い!

んで のアミノ酸系界面活性剤は
お肌や髪に 安心の成分なもんで マイルド(優しい)
当然 洗浄力は低い!

 

こんな感じである

DSC00059

シャンプー解析や分析で よく書かれている

危険な石油系の合成界面活性剤の洗浄力 → A

安心・安全なアミノ酸系界面活性剤の洗浄力 → 

成分のみを 比較したら 一般的にこんな感じなのである。

 

 

シャンプー解析やら シャンプー分析でこいつをみると

Aの界面活性剤を使用しているシャンプーは 刺激も強く
髪や頭皮に悪いので 使用してはいけないシャンプーになり

の界面活性剤を使用しているシャンプーは マイルドで
髪や頭皮にとても優しい 良いシャンプーという事になる

シャンプー解析はこういった 考えで繰り広げられているのだ!

 

 

 

本当に その界面活性剤の
刺激性や危険性だけで 判断していいのだろうか???

 

たとえば のような 髪や頭皮に安心・安全な
天然オーガニックアミノ酸系界面活性剤なんかじゃ
頭皮や髪の毛の汚れなんか
気のせい程度ぐらいしか落ちない場合もある訳で

 

Aとの界面活性剤を使用して
同程度の洗浄力を持たせた シャンプーと作ろうとすると?

すると さっきの Aとの界面活性剤の
そのシャンプーに入れられている

配合量は?

DSC00061

洗浄力の高いAの界面活性剤の使用量は少なくて済むのだが

マイルドだけど 洗浄力の弱い
同じ程度の洗浄力を発揮させようとすると

当然 の界面活性剤を 沢山の分量を配合しなければならない理屈。

 

 

界面活性剤が 身体に悪いという 考えで言うと
成分自体は 洗浄力が高く悪い成分と言われる Aは配合量が少ない

逆に いくら優しいと言われる でも
沢山の量が 配合されていると
けっして 身体に安心、安全だとは言い切れないんじゃないの?

 

 

もしかして

 

の沢山配合されてるシャンプーより
Aの少量のほうが 刺激も少ないかもしれないでしょ!?

すると Aのシャンプーのほうが
洗浄力は強いけど マイルド(優しい)シャンプーかもしんないね・・・

 

洗浄力の強い成分を 少量使うのと
洗浄力の弱い成分を 大量に使うのは
どちらが マイルドとか 比較になりません♩

 

 

そ〜

結局は 成分自体が有害だとか
安全性が高いとか 解析や分析しても

その 配合量が解らなければ
商品自体の 善し悪しなど
はっきりとは わからない理屈である!

 

 

正確な 配合量すら 解らないで

内容成分や 界面活性剤の比較だけの

シャンプー解析・分析に 信憑性が

本当に あると思いますか???