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これが正しいパーマの工程だ。

おはようございます。

 

 

風邪ひいてのどが痛いです(笑)

 

 

さて、今日はウチの通常パーマ、いわゆるコールドパーマってやつの工程を公開いちゃいます。

 

 

 

一般向けというより美容師向けの内容かもしれないけど

 

こんなことやってるんだなくらいに思っといてください。

 

 

ちなみにこの工程をやってる美容室はまず他にないと思われます。

 

 

 

 

まず 前処理なんだが

 

 

こいつは 基本的には DO-Sシャンプーのみ(笑)

 

 

髪についた余分なものをきれいにとってあげる。

 

 

 

それが一番の前処理だ。

 

ワインディングも基本的には 水巻きだが
かかりムラなどや まんべんなく還元狙いなら

 

DO-S カールL5 (弱酸性チオ)

 

こいつを ワィンディングローション
として使用している。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここらで注意するべきは・・・

 

前処理や中間処理で
カチオン系のくだらん前処理剤や
アルキルだのコンプレックスだの
の前処理剤は一切必要ない!

 

 

 

 PPTコンプレックス系の処理剤なんて下水の肥やし!

 

 

 

あと

 

中間で酸リンスなぞ もってのほか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして ワインディング終わったら1液をつけるんだが

 

ここは 髪質やダメージ具合で
パーマ液の強さを考える

 

ウチのパーマでは
1液の還元剤濃度は同じで

 

pH で加減するようにしている

 

 

 

これが一番計算しやすくやりやすいのだ。

 

 

 

 

 

あとは かかるのを待つだけ(笑)

 

還元タイムを短縮するなら

 

アプリケーター(スポイド)に適温のお湯を入れて
ジチオを流してあげる♩

 

 ジチオとは、わかりやすく言えばパーマのかかりを抑制してるもの

 

 

 

流すことにより、より掛かりが良くなるのだ。

 

詳しく知りたい方はみっちり教えます。(笑)

 

 

 

 

 

これが  スポイド還元法

 

 

 

もし かなりパーマのかかりが悪いようなら
シャンプー台でしっかり流して 還元促進しても良い。

 

 

 

 

 

 

 

んで ちょうど良いかかり具合になったら

 

中間水洗なんか しない

 

 ゆっくりブロム酸化法!

 

 

 

わかりますか。

 

 

 

どこの店も一度一液を流すんですよ。

 

それをやる意味がないのでうちはやりません。

その代わりに

 

まずブロム酸の濃度3%に薄めたものを塗布します。

pH8 ブロム酸3% のアルカリブロム酸
イオン化されたチオにつくアミノ酸などを取り除く
特殊成分
高機能ゴミ処理機能つき
髪の毛に残留したチオグリコール酸を効率よくジチオに変えて
中間水洗では流れない還元剤をジチオに変化させるのが目的

 

 

 

 

 

そしてR-STOPをつけます。

pH8 ジチオジグリコール酸溶剤
ジチオを投入することで バックリアクションを起こす

 

 

 

 

 

 

バックリアクションとは。。。

 

チオをなんらかの方法で増やす

 

すると 平衡反応が働き

 

ジチオを少なくしようと ミックスが増える!

 

 

 

んで

 

 

 

ミックスが 増えたんで

 

平衡反応により

 

ミックスを減らす為に

 

髪の内部の結合が 再結合しちゃうのだ!

 

 

 

 

 

そう酸化剤を使用しなくても

 

切れた 結合が再結合しちゃう。。。

 

 

 

これが パーマでの バックリアクションの仕組み

 

 

 

 それから最後の2液を塗布して終わりです。

 

この手順をすべて踏むことで

ミックスジスルフィドを減らし

 

SSの再結合率を高め

 

ダメージが少なく 持ちの良い

 

パーマが可能になってくるのだ!

還元〜酸化を効率良く ミックスジスルフィドなどの
髪の毛のダメージや 持ちの悪化になる原因を最小限に抑え

 

下水の肥やしである 処理剤なんかも使わずに

 

できるだけ SSの再結合率を上げる!

 

DSC_4635

 

 

 

こいつを 大まかに整理して

 

 

 

 

コールドパーママニュアル

 

 

 

の基本形としてまとめると

 

 

 

 

 

DO-Sシャンプー後
基本的に前処理なしでワィンディング

 

髪質、ダメージに合わせた1液塗布

 

還元促進するなら DO-S式スポイド法

 

テストカールOKなら中間水洗なし

 

DO-Sブロム3塗布

 

すぐに DO-S R−STOP塗布(放置10分程度)

 

DO-Sブロム6塗布(放置5分ほどを2回)

 

1剤のアルカリに応じて
DO-Sアシッド処理(2分程度)

 

ロッドアウト後 プレーンリンス

 

DO-Sシャンプー&トリートメント

 

 

 

 

 

実にシンプルな コールドパーマですな。

 

 

 

 

 

 

 

難しくてすいません。。。