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パーマは2液で掛ける!!

 

 

 

酸化を制する美容師が
パーマを制する!

 

などとも よく言う。

 

 

 

 

 

パーマというのは
還元作用と酸化作用で行われる

 

 

 

 

 

 

 

昭和のコールドパーマの時代から
平成に変わり デジタルパーマやエアウェーブなど
新しく パーマの種類も増えてきたり

 

還元剤もシステアミンやらスピエラ、GMTなど
昔はなかった種類も多く出てきた・・・

 

 

 

ただし パーマの大事なトコロ

 

パーマは2液でかける!

 

ってのは変わらないんだ。

 

 

 

 

 

パーマの場合は
この酸化をしっかり考えてすることで

 

 

 

ウェーブやカールの持ちが良かったり

 

ダメージ軽減の大切な要素だったり

 

ウェットとドライのウエーブ誤差が少なくなり
ヘアスタイルの再現性が上がったり

 

 

 

と とても重要なのである!

 

 

 

 

 

パーマの持ち と ダメージ軽減

 

 

 

パーマは 簡単にいうと
髪の内部のタンパク質の ズレ

 

還元剤でタンパク質の側鎖結合を切り
ロッドに巻きつけて タンパク質をズラし
そいつを 酸化剤で再結合させる

 

 

 

元々 くっついている タンパク質同士を
還元剤で ぶったぎるんだから
かなり暴力的なお話だよね

 

 

 

 

 

んで 酸化でもう一度 くっつけるんだが

 

こりゃ 実際に完璧には元通りにゃならん訳よ

 

切れたまま くっつかないヤツも出てくるし
中途半端に ちょこっとだけ くっついて
すぐに また切れてしまうやつも出てくる

 

 

 

しっかりとタンパク質同士がくっついていないと

 

当然 また切れて パーマの持ちは悪くなるし

 

タンパク質同士の結合がしっかりしてないと
ヘアダメージも進行してしまうよね。

 

 

 

 

 

そう

 

 

 

パーマの2剤をしっかりやらないと

 

パーマの持ちも 悪化するし

 

髪の傷みも 増加しちゃうんだ

 

 

 

 

 

だから パーマの2剤は
しっかりと 行わないといけない!

 

 

 

 

 

ただ ここで闇雲に 酸化をしっかりと
と言っても 実はかなりの難題があるんだ・・・

 

そいつは ミックスジスルフィド問題!!!

 

 

 

こいつを解説すると 非常に長くなるんで
興味ある人がいればまた書く。(笑)

 

 

 

パーマや縮毛矯正など

 

1剤で還元したときの状態はこうなってる

 

DSC07007

 

・・・中略・・・

 

 

 

 

 

中間水洗しても ジチオは流れ出るが
ミックスは 出て行かない!!!

 

ジチオは小さくて
ミックスはでかいという理由もある。

 

 

 

んで

 

2剤で酸化しても

 

Sと くっつかない(架橋しない)

 

ウェーブダウンの原因になりかねない!

 

DSC07010

 

ケラチンとくっついているんで
ず〜と 髪に残留してしまう!

 

しかも このミックスちゃんは たちが悪いんだ!!!

 

水を吸い込んで 膨潤してしまう!!!

 

実はコレが 髪の毛を痛めつける 元凶だったりする。

 

 

 

 

 

そ〜

 

ミックスジスルフィド問題がある限り
むやみに 酸化をしっかりとするってのも
あまり効果がない場合も多いのだ。。。

 

 

それをどうしたらいいのか。

 

つづく。。。?