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毛髪がダメージする理由

毛髪は 人間の身体なら 爪と同じような

 

ケラチンタンパク質で出来ている。

 

 

 

その ケラチンは 死滅細胞!

 

 

 

 

 

毛穴から 死んでる細胞の集まりが

 

押し出されるように 生えてきてるモノ・・・

 

 

 

それが 人間の髪の毛なんだよね!

 

 

 

前回の記事で 髪の毛の構造をお話しました。

 

 

 

んで 今日は

 

髪のダメージが治らない理由(わけ) です。

 

 

 

まずは

 

 

 

髪の表面のキューティクルの傷み

 

シャンプーやブラッシング、ブローなどで
髪の表面のキューティクルが傷む事は多い

 

キューティクルはうろこのような形状で
何層にも重なり合っている髪の表面にある
保護層で硬いケラチンで出来ているので
実際は 傷つくというよりは
剥がれてしまうケースも多いですね〜。

 

 

 

 

 

 

図などではわかりにくいけど
キューティクルは 4〜10層に重なってます。

 

髪が細い方は 4層ぐらいだし
太くて硬い方は10層ぐらい重なってる
場合もあるんですよね。

 

 

 

このキューティクルはブラッシングや
シャンプーのゴシゴシだけでなく
寝てる時の枕に擦れるだけとかでも

 

髪同士の擦れや ひっかかりなどで
日々 外部からの攻撃を受けて損傷しています。

 

 

 

んで

 

キューティクルは身体でいえば
皮膚みたいなもんで 外部からの影響(刺激)
から 内部を保護するもんですね。

 

 

 

 

 

この キューティクルの損傷を

 

身体(皮膚)と比較してみましょう。

 

 

 

まず 皮膚の場合・・・

 

どっかで転んで 擦り傷が出来たとします

 

 

 

 

 

 

 

病院まで行くほどでもないぐらいの
擦り傷だとしてください。。。

 

 

 

で 水道水でしっかり洗浄し
(最近はあまり消毒はしない傾向)

 

最初はジュクジュクしてるけど
そのうち かさぶたが出来て

 

数週間もすれば 新しい皮膚が出来て
擦り傷は治っていきますよね!?

 

 

 

そう 皮膚(肌)は 常に中から
新しい皮膚組織が出来ているので

 

擦り傷等で強制的に剥がれたりしても
新しい皮膚が出来てくるのです!

 

 

 

これには 皮膚(肌)の
ターンオーバーが関係しています

 

 

 

 

 

 

そう 擦り傷とか関係なく

 

人間の皮膚(肌)は ターンオーバーで

 

約28日のサイクルで新しくなっているんです。

 

 

 

だから・・・

 

少々の擦り傷程度で 表皮が剥がれても

 

新しい皮膚組織が出来てきて 治るんですね!

 

 

 

※ターンオーバーとは?

 

生物学におけるターンオーバーもしくは代謝回転とは、
生物を構成している細胞や組織 (生物学)が生体分子を合成し、
一方で分解していくことで、新旧の分子が入れ替わりつつ
バランスを保つ動的平衡状態のこと。
また、その結果として古い細胞や組織自体が新しく入れ替わること。

 

 

 

 

 

んで 髪の毛には この
ターンオーバーなんてないんですね・・・

 

 

 

 

キューティクルは硬いケラチンたんぱく質が
何層かに重なってるだけで

 

皮膚のように中から新しいモノが
ターンオーバーで出来てくる事はないのです。

 

 

 

そう 髪のキューティクルは

 

剥がれたら それで 終了です!

 

 

 

髪の内部で 新しいキューティクルが
作られることはありません。

 

キューティクルは
爪のように硬いケラチンなので

 

皮膚(肌)などよりも丈夫ですが
傷ついても治らないし

 

剥がれたからって
新しいキューティクルは出来ません。

 

 

 

 

 

 

 

だから・・・

 

 

 

髪の表面のキューティクルが

 

なんらかの原因でダメージしても

 

再生も修復も出来ません♪

 

 

 

 

 

続く・・・